メキシコ新貿易協定USMCA

こんにちは、コックさんです。

昨日11月30日、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新貿易協定であるUSMCAがメキシコ・アメリカ・カナダの3か国間で結ばれました。

USMCAとは「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA:United States-Mexico-Canada Agreement)」のことです。

その前段階であるNAFTA、やはりメキシコ、アメリカ、カナダ間で結ばれた協定で、1994年から有効になっています。

これにより、3か国間の貿易の中で関税が大部分撤廃されていたのですが、トランプ大統領が就任すると、このNAFTAの内容について再び話し合いましょうということを言い出したのですね。

その話し合いが、なんと1年以上も続いていたのです。

そして、ようやく今年の9月末に再交渉が終わり、3か国の新協定のUSMCAを結びましょうということが決まったのです。

再交渉の期間中に様々な心配になるようなニュースが出てきましたね。

とにかく、トランプ大統領はアメリカの利益を優先する方です。そして、アメリカは世界一の貿易赤字国です。アメリカから見たら、中国を筆頭に、日本も、カナダも、メキシコも、儲からない貿易をしている国なのですね。

自由貿易を進めるだけ、アメリカの赤字は進んでしまう、だから、関税をかけて自国の利益を守ろうというのがトランプ大統領のスタンスですね。

貿易がスムーズに行われないと、国の経済発展にはつながらないということで、メキシコもカナダも、多くの妥協案を呑んで、USMCAを結びました。

思えば、NAFTA自体がなくなってしまうのではないかという話もありましたね。

アメリカは自国の要求が通らないと、NAFTA離脱もありえるというスタンスを打ち出していたので、強気にメキシコ・カナダに要求を出していました。

メキシコよりもカナダの方がもめていて、アメリカ・カナダ間で再交渉期限ぎりぎりまで話し合っていました。そのとき、カナダドルは大きく価値が下落していたのです。

そんな流れもあったのですが、どの国も離脱はなく、NAFTA再交渉はまとまりました。このとき、メキシコペソ円は6円を超えていました。

それから、3か月、メキシコペソ円は現在5.6円付近と、大きく値を下げました。

USMCAには、自動車産業の関税をなくすという項目があります。

これは、自動車の売買がスムーズになるだけでなく、生産にかかる雇用なども促進し、国の経済発展に大きくつながることでしょう。

USMCAが結ばれることを機に、メキシコの経済発展がより進むことを願います。

 

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